軽トラック

軽トラのタイヤは簡単に考えてはいけない!タイヤ交換の秘密に迫ります!

こんにちは
軽トラ専用荷台ボックス「トラボ」の製造販売をしている山陽レジン工業の広報です。
皆さん突然ですが、軽トラに乗れば乗るほど減っていくものと言ったら何を思い浮かべるでしょうか?
・オイル?
・ガソリン?
・タイヤ?
消費していくものは沢山ありますが今回は「縁の下の力持ち、軽トラのタイヤ」についてのお話です
軽トラタイヤ
軽トラをはじめとする貨物車に日常的に触れている方ならご存知かもしれませんが、ご存じない方もいらっしゃると思いますので、あらためてまとめていきたいと思います^^
 
目次
・軽トラのタイヤは普通とちょっと違う⁉
・軽トラに普通車用のタイヤを履かせたら車検は通らない⁉
・まとめ
 
軽トラのタイヤは普通とちょっと違う⁉
皆さんは軽トラのタイヤを見て、「普通の軽や乗用車とちょっと違うな……」と思ったことはありませんか?
見た目の大きさも確かにそうですが、タイヤのサイドウォール(側面のことです)に記載されているサイズ表記です。普通のものとはちょっと違うはずです。
 
ちなみにハイゼットジャンボの現行モデルのノーマルタイヤのサイズ表記はこちらです。
・145R12-6PRLT
比較用として同じダイハツのアトレーワゴンのノーマルタイヤのサイズ表記はこちら。
・165/65R13 77S
いかがですか?
 
サイズの違いはともかくとして、表示されている内容は全くと言っていいほど違っています!!
軽トラや軽バンの使用するタイヤは一般的な軽が使用するタイヤとは明確に区別されているのです
あらためてハイゼットジャンボのタイヤのサイズ表記を見てみましょう
・145R12-6PRLT
この先頭の「145」という数字はタイヤのおおよその幅を表しています。次に「R」ラジアルタイヤという意味です。バイアスタイヤと区別する意味で記載されています。そして「12」ホイールの直径が12インチということです。ここまでは普通車のタイヤと同じルールでの表記ですね。
軽トラタイヤ割れ
問題はそのあとに続く「6PRLT」です。
「6PR」のPRとはプライレーティングの略で、「プライ」は、タイヤを構成するカーカスコードの層の枚数を意味し、「レーティング」は、「評価する」や「相当する」という意味です。
昔はカーカスコード(全体の形を決定するタイヤの骨組みで、衝撃や荷重、空気圧に耐えるパーツ)が何枚重ねているかによってそのタイヤがどの程度の荷重に耐えられるかを判断していた為、カーカスコードの枚数を表し、6枚のコード層で構成される場合は、「6プライ」というように呼ばれていました。現在は技術が進み、例え少ないコード層でも「6プライ」と同等の荷重に耐えられるタイヤが開発され、そのままプライレーティングはタイヤの強度を表す指数として使われるようになったのです
そして最後は「LT」。これはライトトラック用ということを表しています。
つまり「145R12-6PRLT」という表記のタイヤは、普通車のタイヤとは異なり、軽トラや軽バンなどの重い荷物を安全に運搬するための貨物車両専用のタイヤであるということなのです。
 
軽トラに普通車用のタイヤを履かせたら車検は通らない⁉
このように軽トラには最初から専用のタイヤが装着されていることがわかりましたでしょうか?
軽トラのタイヤというのは荷物を積むことを前提に設計されたタイヤですので、普通車用のタイヤよりも重さに耐える「負荷能力」が高く設定されているのです。
軽トラ荷物
詳しく説明しますと、軽トラ用タイヤの「6PR」では単輪での最大負荷能力が450kgに設定されています。
これが普通の軽自動車のタイヤサイズですとどうなのでしょうか?
アトレーワゴンの例でいうと、タイヤサイズが165/65R13 77Sで、この中で負荷能力を示す指数が「77」ですので対応する単輪での最大負荷能力は412kgとなります。
タイヤ一本当たり38kgで単純に一台あたり152kgもの差があることになります!
これほどまでに普通車用タイヤと差があるものなんですね
 
そしてここからが本題です。
車検に関わる検査では以下のような項目があります。
自動車の積車状態における軸重を当該軸重に係る輪数で除した値である空気入ゴムタイヤに加わる荷重は、当該空気入ゴムタイヤの負荷能力以下であること。
国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2015.10.08】〈第三節〉第 167 条(走行装置等)より抜粋
 
簡単に言うと、「荷物を積んだ時に掛かるタイヤへの負荷は、タイヤの最大負荷能力以下でないとダメ」ということなのです。
つまり安いからと言って適切ではない普通の軽自動車用のタイヤを履かせていると、車検には通らないということなのです。
あまり荷物を乗せないからと、ドレスアップ目的でカッコいいホイールとタイヤを履かせている方などはご注意ください。
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ちなみに、最初にご説明した通り「プライレーティング(PR)」というのはかなり昔からある基準でして、現在では国際規格である「ロードインデックス(LI)」という基準もできています。ゆくゆくはPRからLIに完全移行していくようですが、まだまだPRは使われています。そして、基準としては互換していますので、PR表記のないタイヤでもLIでの基準を満たしていれば下記の通り、軽トラでも使用は可能です。
145R12-6PRLT=145/80R12 80/78N LT
 
145R12-6PRLTと145/80R12のタイヤは外径がほぼ一緒です。そして肝心な点は「80/78N LT」で、
80→単輪負荷能力が450kg
78→複輪負荷能力が425kg
N→速度記号(140㎞/hまで)
LT→ライトトラック用
という意味になります。
負荷能力が6PRと同じなので互換性がある、ということなんです
もちろんこのまま車検も問題なく通ります
 
まとめ
いかがでしたでしょうか?
軽トラとはいえ立派な貨物車両ですから、自動車メーカーが指定した標準タイヤは積載量や乗車定員数に合わせて選定されています。ですので積載重量や定員を守ることは当然ですが、過積載やタイヤの負荷能力を超えての使用をすると、タイヤに異常が発生し損傷やバーストなどで事故につながります。
 
自己責任とはいえ、「タイヤなんて消耗品だから値段重視でなんでもいい」とか「カッコよくしたいからおしゃれな普通車用のホイールとタイヤを履かせよう」という方は十分ご注意ください。
 
 
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