トラボができるまで

トラボ開発の想い

私は、大変物創りが好きで、人の役に立つものを創ることが夢の一つです。

さて、軽トラほど便利な車はありません。しかし、不便さもあります。
この「トラボ」は、軽トラの不便さ(盗難、雨、風等)を解消し、より便利に安全で、末永く喜んでいただける製品として、私の永年の思いと、こだわりを乗せて開発致しました。

「トラボ」を載せることで、決して不便にならないよう考え抜いた製品です。

軽トラへの加工や改造は一切不要で「のせるだけ」で、全メーカーの軽トラに簡単かつ安全に搭載できます。

「トラボ」は、徹底した安全設計、品質第一(クレームゼロ)を基本に、永年のFRP技術を集結した自社開発製品です。

当社が自信をもってお届けします。


トラボ開発者 守屋 邦夫

トラボはこうして生まれます

ゲルコート吹き付け

10年後の「 美しい 」を叶える最高品質のゲルコート

耐候性・耐久性が高い最高品質のゲルコートをトラボの表面に使用しています。

様々あるゲルコートのなかでも最もグレードの高いゲルコートは、10年後まで「美しい」と思えるような長期的な耐久性を誇ります。
しかし、いくらゲルコートの品質だけ良くてもいけません。
吹き付け時の技術力が低いと、ゲルコートが縮れてしまったり、液ダレが起きて見栄えが悪くなったりと様々です。

トラボは最高品質のゲルコートかつ、長年のFRP加工経験で培った「薄すぎず、厚すぎない」量で適切にゲルコートを吹き付けていることで、10年後も美しい外観を維持することが可能となりました。
ゲルコート塗装中のスタッフアップ
Point

実際に10年使用したトラボの圧倒的な美しさ

この画像は10年前にトラボをご購入頂いた岡山県倉敷市のお客様の協力により撮影した画像です。

特別な保管方法やカーポートなど屋根付きの保管ではなかったにもかかわらず、出来上がった当初のような美しい表面のままです。
10年後のトラボ

積層作業

表面はもちろん、荷室内まで最高品質を実現した積層作業

トラボは目に入る外観と、使用時に目に入る荷室内のどちらも表面品質にこだわり最高品質を実現しています。

通常FRP製品では、内観は目に触れないため品質にまでこだわる必要がありません。

しかし、トラボはハッチを開閉した際に荷室内もよく見られる場所であると考え、荷室内の加工にも一切手を抜きません。
目につきやすい場所も、つきにくい場所に対する細かな品質へのこだわりが「トラボはどこを見ても品質が高い」と多くのお客様から評価頂いている理由です。
加工中のスタッフ
トラボ中面

加工

歪みのないトラボを成形する加工作業

積層工程で硬化した製品の内側には「ヒゲ」という硬化したガラスマットが残っている状態です。
通常の製品やパーツでは目に見えない箇所や手で触れない箇所なので、そこまで注意をする必要がありません。

しかし、トラボでは軽トラの煽りに隠れる底面の外側や、トラボ荷室内の上部は硬化したガラスマット面となっています。そのため、微細な「ヒゲ」も残さないよう手作業で丁寧に除去しています。

また、最後にトラボのトレー(下側)と本体(上側)を合体し、歪みがないように細かな調整を行い、トラボのフォルムを完成させます。
この細かな調整が軽トラの荷台サイズとぴったりな寸法を生み出せる理由です。
トラボ加工中のスタッフ

組み立て

安全性と安心をお届けする組み立て作業

形となってきたトラボを製品化する為に、ハッチの金具、鍵のストライカー、ステンレスバーなどのパーツを取りつけていく作業です。

その際に、
ガススプリング、金具などに不良品がないか細かく確認することはもちろん、使用する金具パーツは全て面取りをおこない、トラボを使用するお客様に怪我がないよう細心の注意を払いながら組み立てをおこなっています。

検査

約100項目の精密な検査を通過して初めて製品となります。

トラボが製品となるまでに、約100項目の検査基準による細かな確認をおこなっています。

またシングルチェックではなく各部門の責任者がそれぞれ確認承認をおこなっているため、納品後の初期不良品発生率は限りなくゼロに近い状態を維持しています。これだけの確認項目を利用した検査は、山陽レジン工業の高品質・安全第一思考のモノ作りの考えから生まれました。

① 外観検査
ご注文通りの仕様で仕上がっているか、基本動作に不具合がないか、表面の歪み(ヒケ)や傷がないかを徹底目視で細かく確認しています。

② 内観検査
ハッチ部分の開閉負荷が適切か、ロック時の密閉具合が仕様書通りの仕上がりとなっているか、実際に使用した際の不具合がないか確認しています。


トラボ検査リスト
製品化検査中